風速15m/sの強風に耐えることができ、折れにくい構造を持つ丈夫な折りたたみ傘。
フレームの継ぎ目は金属でなく強化プラスチックを採用することで、強度としなやかさをより高めました。
また撥水効果が長期持続する”Easy-Dry”を採用しているため、水切れも抜群です。
タフネスミニは「傘の修理を極力減らそう」という発想から生まれました。
傘を修理しアンベル社の製品を長く使っていただけるのは、メーカーにとってこの上ない喜びなのですが、いざ修理となると、
という行程があります。
ほとんどの修理は日本国内で行いますが、修理箇所によっては製造現場である中国へ修理依頼品を送る場合もあります。
でも、これは本当に正しいことなのかを立ち止まって考えました。
修理品の移動には車両や飛行機を使い、CO2を排出します。また時間もかかります。さらにパーツがない場合は新品から部品を取り出すことさえあるのです。
修理そのものを否定するつもりは毛頭ありませんが、なんとかできないかと・・・
弊社の調べでは、修理箇所のほとんどはフレームの破損です。であれば、修理が発生しにくい傘、つまりフレームが破損しにくい丈夫な傘を作れば、お客様の負担が減り、CO2排出も減らせる!
そんな想いから、タフネスミニを開発しました。
傘骨を丈夫に設計しようとする場合、どうしても硬い・太い素材を選択しなければならず、必然的に製品重量が重くなってしまいます。
アンベル社では製品重量を重くせず強風に耐える構造を目指し、「風をいなす」という発想で製品を開発。
つまり傘骨が風に応じて柔軟にしなることで壊れにくい構造を実現しています。
通常折りたたみ傘はアルミニウム、スチール、グラスファイバーなどの素材を使用します。
しかし金属系の素材は強風にさらされた場合、折れたり曲がったりしてしまいます。
一旦曲がってしまった金属部分は元に戻しても、強度が落ちてしまうため、簡単に破損してしまいます。
特に骨と骨をジョイントする部分には負荷がかかりやすいので、折れやすくなります。
タフネスミニは、風に対して頑丈なフレームで対抗するのではなく、風に対し柔軟にかわすという発想をベースに開発しました。
親骨の全てには金属系素材を一切排除し、柔軟な強化プラスチックで構成されています。
強風で傘があおられ、”おちょこ状態” になり傘が壊れてしまう場合があります。
タフネスミニは強化プラスチック素材を使用することで骨が簡単に元に戻る構造になっています。
また耐久性にもすぐれ、風を当てておちょこ状態にしてから戻す検査を100回繰り返し行いましたが、破損や変形はありませんでした。
丈夫なのは強化プラスチック素材だけではありません。随所に壊れにくく、長く使える工夫をしています。
折りたたみ傘は一般的に3段に折れ曲がる構造のものが主流ですが、その折れ曲がるジョイント部分には金属製のリベットが使われています。
金属製リベットは簡単に壊れてしまうものではありませんが、負荷がかかると破損してしまいます。
特に突風などの瞬発的な風に対してはリベットへ大きな負荷がかかる場合があります。
タフネスミニは故障の原因となる金属リベットを排除し、ジョイント部分は強化プラスチック骨一体のはめ込み式になっています。
タフネスミニのシャフトはドデカゴン形状(12角形)で、壊れにくい構造。
通常、折りたたみ傘には実施しないシャフトの曲げ強度試験を行いました。
1.5kgのおもりを1分間つるす試験を実施しましたが、シャフトは破断しませんでした。
傘を開閉する際にスライドさせる部分をランナーと呼びますが、タフネスミニのランナーにはボタン操作は必要ありません。
傘を開くときも閉じるときもランナーをスライドさせるだけです。
一般的な折りたたみ傘のシャフトは、ハンドル側になるほど太く、上部は細くなります。
タフネスミニはその逆の構造で、傘上部が太くなっています。傘上部が太いとランナーとシャフトがフィットし、強風に対してもグラつきにくい構造となります。
一般的な折りたたみ傘の親骨は6本ですが、タフネスミニは骨の数が8本です。
少しの違いのように感じるかもしれませんが、骨の数が多いと生地をしっかりと支えてくれますので、傘骨がグラつきにくくなり、破損もしにくくなります。
タフネスミニの生地には強力撥水が長もちするコーティング”Easy-Dry”の加工を施しています。
撥水剤をナノクラスの細かい微粒子に改良することで、繊維の奥深くまで撥水コーティングが浸透し剥離しにくくなります。撥水が長持ちすることで、傘が長く使えます。
タフネスミニは4色のカラーバリエーション。通勤や旅行・出張、アウトドアにも使える落ち着いたカラーです。
アンベル社では、タフネスミニをベースに傘のOEM、ODM、ノベルティ受注を賜っております。コラボも歓迎です。
生地デザインの変更、ハンドルカラーの変更なども可能です。
また既製品にシルクスクリーン印刷、ピスネーム取り付けなども可能です。お気軽に下記フォームよりお問い合わせ下さい。